パパ教員の戯れ言日記

このブログの発信は個人としての発信です。こんな教員もいるのかと思っていただければ幸いです。

キャンプファイヤーのない林間学校なんて、日帰りで良いんじゃない?と旅行会社を呪いそうになった話

久々に「はぁあああ?」って言いたくなった話です。

昨年度まで林間学校で利用していた宿泊施設が今年から泊まれなくなるらしく、旅行会社ごと変更になっていました。新しい旅行会社に4月の頭に連絡し、よろしくお願いします、とまずは電話でご挨拶。その数日後、モデルプランを校長先生が受け取ってくださったのですが、そのプランがあまりにも酷すぎて「これなら行かねぇ。」と駄々をこねそうになった話です。(話です。2度目)

林間学校と言えば、キャンプファイヤーとフォークダンスだ!

声を大にして言いたい。林間学校の醍醐味は確かに山に登ることにもありますが、やはり夜のキャンプファイヤーでしょう。こればかりは、個人旅行では早々体験できない、学校行事ならではの経験です。

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真っ暗な中に、立ち上る炎。テンション上がります。

そして、ちょっと意識し始めた異性と手を繋いで踊るとか、ひたすらテンションを上げて踊るとか、いろんな踊りを踊って、疲労困憊状態で就寝させる訳ですよ。
彼ら、山登ったくらいじゃ体力残りますからね。最後にトドメをさしておいて寝かせないと、夜の見回りでこちらが死にます。(夜、消灯後に教員だけで集まって反省会と明日の確認のための打ち合わせをしてからお風呂→寝る とやってますので、体力が結構限界でございます。)

旅行会社「キャンプファイヤーは出来ません」

それがですよ。

「宿泊地が国立公園内のため、キャンプファイヤーが出来ないので、ホタルの観察をいれてみました。」

って言うんです。

え。

ホタルの観察は別に林間学校じゃなくてもできるでしょうと。

というか、何故キャンプファイヤーが出来ない宿泊地を選んだの。業者さん。

更に、2日目の行程。「火山博物館の見学」って。この子たち、興味ゼロに思いますが…。

何の楽しみも無い2日目のために、キャンプファイヤーができない宿泊地に泊まって、ホタルの観察をして、火山博物館の見学をして帰る林間学校なら、日帰りでいいよね…?と学年での話し合い。個人旅行なら業者ごと変更しているところですが、業者の選定と宿泊地の確保は昨年度中に終わっており、変更出来ないのです。

私もやり場のないむなしさをとりあえず教頭先生には報告しました。これでは行かれないと。

そしたら、教頭先生→校長先生→旅行業者と伝達されたようで、「届け出を出して許可が出ればキャンプファイヤーはできる」というところまでこぎ着けました。教頭先生と校長先生ありがたい。学年主任からだと業者に「でも…」って言われる可能性、ありましたからね。

2日目の行程も、博物館の近くにある牧場でカレー作りをする行程に変更。(提案したのはこちら)

どうやら林間学校としての体が整ってきた模様です。

ゼロベース、下見が大変だ

今週の土曜日、朝7時に学校発で下見に行って参ります。

行程が全部変わっているので、ゼロベースでの下見です。去年のしおりが全く役に立たないので、全部見てきます。でも日帰りなので、弾丸ツアーですよこれ。なんせ学校から山まで車で3時間以上。移動だけで6時間。山登り、ホテルの人との打ち合わせ、牧場の人との打ち合わせなどを行ってきます。昨年度と同じ場所だと、トイレ休憩場所のトイレの数確認などは省けたのですが、新規場所なので全部確認し直しです。おそらく学校に帰ってくるのは20時前になる予定です。

でもさー、決して安くないお金を払っていただく訳ですよ。こちらとしても、万全の体制で行きたいし、楽しい思い出を作って欲しいじゃないですか。なので、下見はちゃんとしてこようと思います。下見に関しては多分、振り替えで休みがもらえるはず。(4時間近い超過分はもらえない気がしますが…)

そして、来年度の先生には申し訳ないけれども、来年は業者を変えてもらえるように提案します。教育業界に携わる業者って、競争原理が働いてないところがあるんですよね。今回の業者はまさしくそれでした。あぐらをかいているだけの業者はお断りです。

そして、その尻拭いをこっちがやらなきゃいけないのは、どう考えても業者の怠慢なんですけど。業者のせいで負担が増えるって本末転倒ですよ、本当に。これで下見の連絡とかが業者から各地に行っていなかったら怒っちゃいますよ、もうほんと。

当日はどうしても余っちゃう男子と手を繋いで踊るんだー!「ええええ?」なんて言われながら、オクラホマミキサー踊ったるわ。あ、次の人で女子が来たらどうしよう。そしたら写真撮影係に逃げよう。うん。

と言うわけで、林間学校という一大行事、結構こちらも気を使ってはいますよ、惰性でやったりはしてませんよ、というお話でした。