パパ教員の戯れ言日記

ここに書かれていることは私見です。全員がこう思っている訳ではありません。悪しからず。

小学生でもPDCAは回せる - 自主学習の取り組み

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大好きな今のクラスの子たちと過ごすのも残り1週間となりました。

金曜日に、一年間の自主学習をまとめ、辞典にする取り組みを行いました。

上の写真がその一つですが、4年生でこれ、できちゃいます。

自主学習で回すPDCA

自主学習自体の意義や取り組み方については、伊垣先生の著書にあたるのが一番の近道だと思いますので、そちらを紹介します。

 こちらの本は先に出たほうですが、理論的なものがこちらに載っています。

子どもの力を引き出す自主学習ノートの作り方 (ナツメ社教育書BOOKS)

子どもの力を引き出す自主学習ノートの作り方 (ナツメ社教育書BOOKS)

 

 実例が見たい、という方はこちらを見ると「なるほど!」と思うかと思います。 

子どもの力を引き出す自主学習ノート 実践編 (ナツメ社教育書ブックス)

子どもの力を引き出す自主学習ノート 実践編 (ナツメ社教育書ブックス)

 

PDCAの肝はカレンダーにあり

カレンダーを埋めていくことで、PDCAが回ります。

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急ごしらえの画像なので、「自分から」が見えなくなっています。すみません。

Plan 計画を立てます

自主学習のカレンダーは、週次になっています。
一週間ごとにメニューを自分で考え、取り組む方式です。
私は、自主学習に取り組む時間を確保するため、漢字練習以外の宿題を廃しました。
そもそも、学校での学習は学校でけりをつけるべきだと思っております。

バッチリは学習に関係すること、ワクワクは自分の興味関心に基づいて行うことです。

カレンダーに計画が立てられるまで、1か月くらいはかかりますが、焦らずゆっくりやりましょう。最初は押し付けのメニューで仕方ないですが、徐々に幅を広げていけばいいと思います。おすすめのメニューを紹介したり、いい取り組みを称賛することで広がります。

どうしてもこの日にできないという場合は、事前に休みとして計画に入れます。これも大切。自分のスケジュールは自分で管理できるようにさせたいです。中学に行くと嫌でもそれをしないとならなくなります。

Do 実際にやってみよう

簡単です。やるのは見開きの2ページ。4年生なので40分間を目安にする。カレンダーは出来たメニューに○つけるだけです。
自分から、40分間、No.時間 メニュー8つ、振り返りと、全部で12個○が付けられます。
おうちの人のサインを毎日もらうのも、ポイントです。パラッとみてもらい、サインだけもらう。アドバイスはもらわなくてよいと言う風になっています。おうちの人の負担も比較的軽いはず。

Check 可視化されたカレンダーと振り返りプリント

月曜日に、○がいくつついたのかクラスで集計します。今年のクラスは1人平均だと63くらいにはなりました。こまめに声かけをすればもうちょっといくと思います。

振り返りプリントには、どのような点が成長したのか、次へつなげたいことなどを書きます。その他にも、毎日振り返りをT字チャートで行っています。

2週間に1度はクラス全体で自分のノートを机の上に開き、付箋紙を貼り合う活動も行います。

不思議なことに、あまりがみがみ言わずとも、徐々に取り組みの輪が広がるんですよ。
やらせるじゃないんです。やりたくなってくる。もちろん、見ている私も、面白い内容が増えてきて楽しくなります。

Act 改善してもう次の週へ

ここまでやったら、改善点もやりたいことも見えていますので、次の週がんばるだけです。

毎日取り組む児童は9割近くになった 

4年生なので、質は問いませんでした。字が汚いとか、イラストが下手だとか、そういうのはそのうち自分で追究をはじめますので、今年はとにかく習慣づけを狙って取り組みました。功を奏したのか、9割の児童は何も言われなくても取り組むように。下の写真は男子児童の取り組みです。男子と言えば、めんどくさがり~というイメージがあるかも知れませんが、楽しんでやることが出来れば、1年間(実際には10ヶ月と少し)で11冊のノートを終わらせることができました。

みんなよくやった。本当に今年も楽しかったなー。

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羽ばたける力を身につけさせたい

PDCAは今更?と言われるくらいには当たり前の考え方になりつつありますが、これを学校の中で継続的に取り組ませることはなかなか難しい。

しかしながら、自主学習の取り組みは、1年間の継続ができ、何周もPDCAを回すことができるので、知らず知らずのうちに子どもたちも回せるようになっていきます。

他にも、「テストの前に復習してみたら、やっぱり点数が上がったと思う。」とか、「都道府県に詳しくなった!」とか、自分で選んでやったメニューだからこそ、自分の成長を実感できるという、効果もあったようです。

中学校に上がると、中間テストや期末テストといった定期テストになってしまいますが、日々このように着々と取り組む力が付いていれば、慌てることなく対応できますし、テスト前の勉強も計画的に出来るようになるでしょう。

みんなが辞典を作り終わった後、「今日で先生からの課題としての自主学習はおしまいになる。けれど、この厚さをみてごらん。がんばったなぁ。って自分をほめてあげたくなると思う。もしも、ここまでの頑張りを、せっかくだから更に続けてみようかなと思う人は、明日からも続けていいんだよ。」って話したら、何人かは頷いていました。ここからが本当の勝負なんだよね。

担任がいなくなっても、続く力。「先生がいなくたって、大丈夫だよ」と言ってくれるように、4月からまた一年間のチャレンジをスタートさせていきます。

さて、かく言う私自身は、全くPDCAが身につけず、通知表が真っ白でございます。
こりゃ計画的に仕事をする力を自分が身につけないとだぞ…。とりあえず修羅場モードON!

(本気でまずいと思い始めたので24日までは更新しません)