パパ教員の戯れ言日記

このブログの発信は個人としての発信です。こんな教員もいるのかと思っていただければ幸いです。

「君の名は。」がしっくりこなかった

敢えてこっちに書く。

1 単純に自分の青春時代が終わってる

 なんていうか、こういう若い感じの恋愛に共感できなくなったっぽい。老けたわ。キュンキュンするよね、とか、そういうの、もういいみたい。でも、それにしたって、経験したはずの青春時代。思い起こすためにも、青春の恋愛を描きたいなら絶対に落としちゃいけないピースが無いんだよね。次項に書くけど。

 2 恋の始まり、深まりが不鮮明

三葉も瀧も、いつから相手のことを恋愛対象として意識してるのか、不鮮明です。入れ替わってるだけじゃん。とりあえず。それだけで相手のことを好きになるんだろうか。そして、深まりも不鮮明。青春映画なら、「若気の至りからくるすれ違い、けんか」が起きるのが定石だと思うんだけど。自分がやるとするなら、ミキ先輩とのデートをもう少し前倒しして、乗り気にならなかった自分に対するイライラを勝手にセッティングした三葉への八つ当たりに変えてケンカさせる。三葉も三葉で、「あなたのことを思ってセッティングしたのに!」と引かない。その過程で、お互いがお互いの特別であることに気がつくようにするけど。そんな描写無かったよね。日記でハート使ってるくらい。「いつから好きだと思っていた?」え、これ、もう一回観ろってこと?

3 さすがに3年違ったらスマホも違うわ

何故デジタルで交流させたし。日記帳でいいだろー!3年前って、iPhone5、もしくは5sですよ?いやいや、気づくわ。さすがに。そして、3年違ったら日付と曜日も対応しないんじゃないか…?良く覚えてないけど、あの日記アプリは休日の色変わってないの?現に2013年の9月20日は金曜日ですよ?今日は?火曜日!そこら辺の設定どうなってるん?一回瀧くんが三葉になったときに制服着てたのがその伏線なの?え、これ、もう一回観ろってこと?

4 これでもかという程、彩度の高い絵を見せつける

はい。目がちかちかします。

5 緩んでいる時間がほとんど無い

確認のために胸触ってるところだけ笑う部分で、後はずっと見逃せない時間。緩急ないと疲れるしだれる。

6 わかりやすすぎる伏線

先生も黄昏時について説明し、妹も急に「かたわれ時」って言ったら伏線だと思いますわ。おばあちゃんも喋りすぎ。登場人物が喋ることがほぼ伏線なので分かりやすい。

7 はじめから分かっている結末

大人バージョンをオープニングで出してきたら、大人になって再会するのが分かってしまう。

8 意味不明な避難訓練

祭り中止して避難訓練はさすがに…無理が無いかい?

9 番外編 名前を忘れたわけ

二人がお互いの名前を最後に忘れ行くのは、町が救われてそこに行った意味を失いつつあるから、という理由を見つけたんだけど、本当にそうかね。違うと思うんだけど。あの場所に行ったら、自分の半分を捧げないと出てこれないんだよ?名前を忘れ行くと行くことは、もうその名前は、その名前が表す存在は、自分の半分を占めるほどに大きくなっていたっていう証左じゃないの?それでも再会してみろっていう、神様のイタズラなのだと、オッサンは思うよ。

他にもあったと思うけど、そんな感じです。まぁでも、一言で言えば、キャラは良い。
あと、三葉の口神酒は売れる(えー

とりあえず、もやもやしている部分が解決できるであろう、

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
 

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(何だかんだ言ってハマってるじゃないか